【鬼怒川】 洪水の爪痕 【決壊】

9・10 の大雨による鬼怒川決壊
下流の常総市では壊滅的な被害が出ました・・・ 家を失った人、行方不明者、未だに帰れない人・・・

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そもそも鬼怒川って名前からしてやばそうでしょ?
僕たち栃木県民は鬼怒川とともに生きてきた・・・ 鬼怒川は氾濫の歴史があります
今回は少しそのお話を・・・ 全ては徳川家康の、とある計画から始まった・・


続きを見る・・・ ↓ ↓








【鬼怒川決壊、40平方キロ浸水 範囲内に住宅など2万棟】

茨城県常総市の鬼怒川の堤防が決壊し、どれだけの範囲が浸水したかを
国土地理院が推定したところ、合計で約40平方キロメートルだった。
同市を中心に東西に最大4キロ、南北に最大18キロの範囲に広がり、
地図情報ではこの中に住宅や店舗など約2万棟の建物があるという。


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最近、ネトウヨや自民ネトサポがソーラーパネルの件で堤防を削ったとかのアレで
責任は 『民主党のせいだ~ 在日が~ チョウセンジンガ~』 とか
悪質なデマを 拡散していますが、騙されないように^^;

連中は3・11震災の時も、似たようなデマを拡散していました・・・因果関係をしらべると、
自民党に責任があることは明白です・・・ 各アフィまとめブログは、さっそくデマの拡散を
助長しはじめました・・・こいつら最低やな~ 一体、いくらもらったんだい・・・ん?

もともと、スーパー堤防の計画は、関東地方の利根川、江戸川、荒川、多摩川、関西地方の淀川と
大和川の計6河川区間のみ。今回、堤防が決壊した鬼怒川は最初から計画に入っていませんでした。
https://twitter.com/renho_sha/status/642560309337522176









栃木でも、鬼怒川氾濫のほか、栃木市や鹿沼、塩谷、日光、小山などで被害がありました・・
小山市や栃木市は一部の町が水没など、甚大な被害・・・50号線も水没しましたな・・

黒川や巴波川(うずまがわ) 渡良瀬川も増水しました・・・

巴波川は過去に何度も氾濫し、渦巻いて人々を飲み込んだので、うずま川 という名前になった・・
人々は氾濫を静めるために、川の竜神に生贄(人身御供)を捧げていた伝説があるくらい。




渡良瀬川は利根川の合流地点が氾濫しやすいので、その洪水を吸収するために現在の渡良瀬遊水地ができました・・
そう・・ここは、人工的につくられた水路なんだよね~

今回の渡良瀬遊水地の状況 ↓ (渡良瀬遊水地トroトロ散歩さま)
http://torotorosanpo.sakura.ne.jp/

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ここ、彼岸花が綺麗なんですよね~ 今年は大丈夫なんかいな?
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右:渡良瀬遊水地
左:利根川
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鬼怒川や、渡良瀬川は最終的に利根川水系に合流し、茨城県、常総市を通って、海へ出る・・・
じつは、これらの川は徳川家康によって 人工的に作られた川なんだよね
自然にできた川じゃないんだよ・・これが^^

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【利根川東遷事業】


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利根川東遷事業(とねがわとうせんじぎょう)は、利根川の付け替えにかかわる一連の河川改修。

狭義には、文禄3年(1594年)に行われた会の川の締め切り工事から承応3年(1654年)の
赤堀川通水までを指すが、広義には、足尾鉱毒事件後に行われた明治時代後期までの一連の工事を含む。



利根川東遷事業は、江戸を水害から守る、流域の沼や湿地帯からの新田打ち出し、
水上交通網の確立、利根川を北関東の外堀とし、東北諸藩に対する備えとする、
といった目的を持っていると解説されることが多い。また、徳川家康の命を受けて
行われた工事が利根川東遷事業の発端となったといわれている[1]。

しかし、土木史では歴史的経緯から「利根川本流を東に付け替える」ことを
当初から目的として行っていたかについては疑問が呈されている[2]。

改修の目的には水上交通網の整備などの利水面が先んじてあり、
利根川の治水は中条堤をその要としていたが、天明3年(1783年}の浅間山大噴火後、
中条堤を要とする治水システムの機能維持の意味を持つようになり、
明治時代に入ってからの足尾鉱毒事件の発生によって利根川本流の「東遷」が明確化、
その後大規模改修が始まる[3]。そして、明治43年(1910年)の大水害の後中条堤を要とした
利根川の治水システムは破綻、洪水時下流への流量は増加したが江戸川への
流入制限が強化され、結果「東遷」が確定、現在に至るとされる[4]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E6%A0%B9%E5%B7%9D%E6%9D%B1%E9%81%B7%E4%BA%8B%E6%A5%AD



川俣締切阯の石碑
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もっと詳しく見ると、鬼怒川は昔は、独立した一本の川でした・・・
下流で、小貝川とくっついて大きな川となり、度々、下流で氾濫を起こしていた・・

そこで、政府は、利根川をバイパス手術する際、渡良瀬川と鬼怒川を利根川にくっつける工事をしたんだ・・
このとき、小貝川から鬼怒川は切り離され、利根川系の川になった・・・

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図が小さくて見づらいが、黄色い部分が利根川とくっつけたところ・・・ちょうどYの字になっているところ・・・
そう、 ここが今回 決壊した常総市なんだよね~ 
これは国土省も知っている事実、これ、ちゃんとニュースでやってた?

こういう場所は、規格外の洪水には耐えられない・・・ 過去に近くで利根川もカスリーン台風で
堤防が決壊し、大きな被害が出ている・・


利根川堤防決壊碑
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鬼怒川は、太古の昔・・・ 毛野の国の川 『毛野川(けぬがわ)』 と言われていた。
衣川、絹川 などとも言われた説がある・・・ この川の古い呼び名はアイヌ語で 『河底が輝く川』 という意味

しかし、大雨が降るたび、下流域で氾濫したため、 『暴れ川』 として恐れられた・・
徳川家の工事による利根川連結で、増水には強くなったが、今回のような、規格外の大雨には
対処が難しくなったんだね・・・ 渡良瀬川と利根川の連結部分も工事によってできた川・・
やはり氾濫するので、渡良瀬遊水地 をつくって、洪水の受け皿にした・・



しかし、数百年前の、五十里洪水 によって、壊滅的な被害を受けたのち、
住民は 『何が絹川じゃ! こんなん鬼怒川じゃぁ!』 といった皮肉もあって 鬼怒 という当て字が
正式名称になったみたい? まあ、アレは関東最大の大洪水でしたからね~








<五十里洪水とは?>

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ダム湖の名は五十里湖と名付けられているが、江戸時代に海尻橋付近の山腹の崩壊によってできた
天然ダムによる堰き止め湖として五十里湖が存在していたという記録が日光東照宮の輪番記録に残されている。

この堰き止め湖は高さ70mで湛水面積は現在の五十里湖より大きく、40年間存在していた。
この間会津藩により洪水吐き工事が行われたが失敗。その後大雨によって遂に天然ダムは決壊し、
濁流は宇都宮まで押し寄せ多数の死傷者を出したという。




五十里洪水の伝承は以前お話しましたかね・・

【ドール】 下組大杉で一休み
 http://kado777.blog84.fc2.com/blog-entry-557.html
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そんなワケで、僕は無事です^^
宇都宮市はほとんど無害でしたので・・・まあ、災害なんていつ起こるかわからんしね~
とりあえず、よく撮影に行く場所が被災地になってしまったのは残念です^^; 

文明は川と共にあります・・・うまく付き合っていきたいですね?












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御無事で何よりでした。ブログの更新が無かったのでもしかして!なんて不謹慎な考えがよぎってしまいました。
日本各地、土地の地名は、古来より「何か」有って名づけられた場所であり、伝承であったり、偉業であったり、災害であったりします。
私の住む土地も、これに当てはまります。

彼岸花ですか?私の住む近所には全国ニュースに出たほどの場所が、歩いて数分の場所に有ります。今年は蛍が残念な結果になってしまったので、彼岸花でリベンジします。
[ 2015/09/14 22:30 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

陽炎さんこんにちは^^

鬼怒川氾濫したときは普通に出勤しておりました(笑)
途中、鬼怒川をまたぐ橋を通るんですが、あそこまで増水するのは久々に見ましたよ^^;

実家が鬼怒川さんと『ご近所付き合い』の僕としてはヒヤヒヤしたましたが・・
上流域~中流域は、わりと氾濫に強いみたいです^^


彼岸花の名所が近くにあるなんて・・・羨ましすぎます!
今年は良い場所探してみようかと^^
[ 2015/09/15 05:46 ] [ 編集 ]

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